認知症初期集中支援チームは、三浦市の委託事業として、平成27年6月、県内初の精神科病院への委託という方式で開始されました。
認知症初期集中支援チームとは
複数の専門職が家族の訴え等により認知症 が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立生活のサポートを行うチームをいいます。
認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を配置し、早期診断・ 早期対応に向けた支援体制を構築することを目的とします。(厚生労働省)
対象者
対象者は、三浦市在住の40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人又は認知症の人で以下のいずれかの基準に該当する人とします。
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医療サービス、介護サービスを受けていない人、または中断している人で以下のいずれかに該当する人
- 認知症疾患の臨床診断を受けていない人
- 継続的な医療サービスを受けていない人
- 適切な介護保険サービスに結び付いていない人
- 診断されたが介護サービスが中断している人
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医療サービス、介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状が顕著なため、対応に苦慮している。
ご利用の流れ
認知症初期集中支援チームとは、認知症の方も安心して暮らせる地域生活を支えるための事業です、まずは地域包括支援センターが相談を受け、市に相談の上情報提供をもらい、タイムリーに支援を開始できるようにし、現在は、地域包括支援センターの訪問にチーム員が同行し、チーム員会議で支援方針を検討する流れで実施しています。
※神奈川県 市町村及び保健福祉事務所・センター活動事例集~認知症地域支援推進員の活動支援のために~(平成29年3月)より