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医療法人財団青山会は地域完結型医療の一端を担います。

TEL. 046-888-4625

〒238-0115 神奈川県三浦市初声町高円坊1040-2

精神科専攻医(後期研修医)INTERN

下記内容については、こちらからダウンロードできます

平成29年度 医療法人財団青山会 精神科専攻医 追加募集要項(PDF:649KB)

応募申請書(WORD:39KBPDF:50KB

精神科専攻医(後期研修医)追加募集

~指定医・専門医取得のためのプログラム~(平成28年10月更新)
満開に咲く福井記念病院の桜
みくるべ病院から望む丹沢山麓

精神科指定医・専門医の資格取得を目指す医師へ

 医療法人財団青山会は明日の精神科医療を担う精神科医を養成するため、精神科専門医・精神保健指定医を目指す医師を募集しております。専門医制度が各科の学会所属のものから日本専門医機構へ全体が一本化され、それを目指す医師は専攻医と位置付けられています。当法人もそのような方向に沿い、福井記念病院を基幹病院として新たな研修プログラムを準備してまいりました。新専門医制度は2017年度開始の予定でしたが、専門医機構内部の議論が十分煮詰まらないことから、本格的なスタートに至らず1年の延期となりました。

 このような諸事情を考慮し、当法人は2017年度募集にあたっては、現行制度に沿いながらも新制度に適用できる研修プログラムとしました。

 医療法人財団青山会は福井記念病院を2018年度開始となる新制度の基幹病院として申請しています。そのため本プログラムでは福井記念病院を中心とした病院群とし、現行の後期研修を新制度に移行できるよう大幅に再編したものとなっています。従って新専門医制度とほぼ同様の研修プログラムとなります。

 特徴は、精神科専門医になるために必要な内容がトータルに盛り込まれ、リサーチマインドを涵養する研修であるともに、待遇面においても全期間の身分保障を当法人が一貫して担い、安定した環境の中で専門医研修を行えることです。

 できるだけ多く医師の応募を期待しております。


精神科領域専門医研修プログラム

研修プログラム名

医療法人財団青山会精神科専門医研修プログラム

プログラム担当者氏名

高屋 淳彦

住所:〒238-0115 神奈川県三浦市初声町高円坊1040番2

電話:046-888-2145 FAX:046-888-5870 E-mail:seiankai@bmk.or.jp

専攻医の追加募集人数

2名

専攻医の募集時期

2016年10月以降の各月末

応募方法

①郵送の場合
〒238-0115 神奈川県三浦市初声町高円坊1040-2 福井記念病院 事務長 日景永子 宛に
簡易書留にて郵送してください。また、封筒に「専攻医応募書類在中」と記載してください。

②E-mailの場合:
seizankai@bmk.or.jp宛に添付ファイル形式で送信してください。
書類はWordまたはPDFの形式にて提出してください。
その際の件名は、「専攻医研修プログラムヘの応募」としてください。

提出期限

2016年10月以降の各月末 必着

必要書類
  1. 後期研修医応募申請書(別紙②申請書の形式でWordなどにより作成)
  2. 履歴書(写真貼付、電話番号とE-mailアドレスのあるもの)
  3. 医師免許証(写し)、保険医登録票(写し)
  4. 臨床研修修了登録証(写し)あるいは修了見込証明書
  5. 健康診断書(6ヶ月以内、胸部レ線所見を含む)様式なし
  6. 小論文(400~800字で必ず氏名を記載)
    テーマ「精神科を志望する理由」(自己紹介でも可)(原稿用紙、Wordのいずれかで)

採用判定方法

一次判定は書類選考で行います。そのうえで二次選考は面接を行います。

二次選考(面接)
 日 時 各月末に応募を締め切り、翌月第2土曜日で午後4時を予定
 場 所 青山会関内クリニック(神奈川県横浜市中区蓬莱町1-1-3 belle関内 5F)

I 専門研修の理念と使命

1 専門医研修プログラムの理念(全プログラム共通項目)

 精神科領域専門医制度は、精神医学および精神科医療の進歩に応じて、精神科医の態度・技能・知識を高め、すぐれた精神科専門医を育成し、生涯にわたる相互研鑽を図ることにより精神科医療、精神保健の向上と社会福祉に貢献し、もって国民の信頼にこたえることを理念とする。

2 使命(全プログラム共通項目)

 患者の人権を尊重し、精神・身体・社会・倫理の各面を総合的に考慮して診断・治療する態度を涵養し、近接領域の診療科や医療スタッフと協力して、国民に良質で安全で安心できる精神医療を提供することを使命とする。

3 専門研修プログラムの特徴

 民間精神科病院が基幹施設である本プログラムは、我が国の精神科病床のほとんどが民間精神科病院であるという現実に即し、地域社会に根ざした臨床実践的な内容のプログラムを目指しています。
 福井記念病院は、昭和38年の創立で当時精神科病院が閉鎖的であった時代に全開放の病院としてスタートしました。以来50年以上に渡って三浦半島地域の中核的な精神科病院としての役割を担ってきました。

 本プログラムで研修を行うことにより精神科医としての基本的な倫理性や患者への思い、疾病に対する学問的な態度などを知ることができます。急性期から慢性期、児童から老年期、任意人院から措置人院など3年間のプログラムの中で各施設をローテートすることによって多彩な症例を経験することができます。

 また幅広い地域社会の中での実践活動をおこなっており、社会で生活する精神障害者をどのように支えるのかといった、これからの我が国に求められる社会福祉、地域医療の現場を実際に体験することができます。当法人には経験を積んだ精神保健指定医、精神科専門医・指導医が多数在籍しており、臨床研修医、専攻医に対するトレーニングのシステムが充実しています。

 医局ではいずれの医師にも1人用の机を設置し、落ち着いた環境で診療・研究に打ち込むことができます。インターネットの使用もできます。医局員は様々な大学の出身者で占められており、自由な雰囲気を保っています。

福井記念病院
464床の精神科病院で急性期治療病棟、認知症疾患の治療病棟、ストレスケア病棟、思春期ユニット、合併症病棟などほとんどの精神疾患に対応できる病棟をもっています。三浦半島地域での精神科臨床の中核病院であり、精神科医療全般に渡る幅広い知識や技能を習得するための施設として、急性期から慢性期、身体合併症医療に至るまで多くの症例を経験することができます。
医療観察法の通院医療機関であるとともに刑事精神鑑定の起訴前本鑑定を年間数例引き受けており、司法精神医学の面にも力を入れています。また指導医も多く充実した教育研修の体制を整えています。レントゲン撮影・脳波検査のほか、全身のCT装置をそなえ様々な疾患に対応しています。
みくるべ病院
急性期病棟・ストレスケア病棟とともに県内でも数少ないアルコール専門病棟をそなえているため、アルコール・薬物依存症などの治療について経験することができます。福井記念病院と同じくレントゲン撮影・脳波検査のほか、全身のCT装置をそなえ様々な疾患に対応しています。
青山会関内クリニック
外来診療・精神科デイケアを行うとともにうつ病を対象とした復職支援プログラムも取り入れています。うつ病、不眠症など軽症の疾患に対する精神科的治療を体験できます。
神奈川県立精神医療センター
ほとんどの精神疾患に対応していますが、薬物療法のみでは治療困難な患者に対してmECTを実施しています。研修を通して適応となる症例、場面を体験することができます。また医療観察法病棟があり司法精神医学についても学ぶことができます。
神奈川県立こども医療センター
児童思春期を扱う専門病院であり、発達障害・摂食障害など子供の心性をどのように理解し対処すべきかを学ぶことができます。
全身(頭部)CT撮影装置
レントゲン・CTの読影

II 専門研修施設群と研修プログラム

1 プログラム全体の指導医数・症例数

■ プログラム全体の指導医数:23人
■ 昨年一年間のプログラム施設全体の症例数

 疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0  109  162
 F1  1610  395
 F2  2955  1352
 F3  1964  881
 F4 F50  780  297
 F4 F7 F8 F9 F50  670  166
 F6  67  35
 その他  76  4


2 基幹・連携施設名と各施設の特徴
  • A 研修施設

・施設名:福井記念病院
・施設形態:民間精神科病院
・院長名:高屋淳彦
・プログラム統括責任者氏名:高屋淳彦  副統括責任者氏名:日比野浩之
・指導責任者氏名:日比野浩之
・指導医人数:( 6 )人
 精神科専門医・指導医の出身大学と専門分野
  福井記念病院院長  高屋 淳彦(東京大学、司法精神医学・社会精神医学)
  福井記念病院副院長 日比野浩之(東京大学、精神科救急・精神薬理学)
  福井記念病院    西崎  純 (聖マリアンナ医科大学、気分障害)
  福井記念病院    浅利 知輝(東京大学、身体合併症・精神病理学)
  福井記念病院    長谷川 聖 (東京女子医科大学、児童思春期)
  福井記念病院    坂口  新 (日本医科大学、認知症疾患)
・精神科病床数:( 464 )床
・疾患別入院数・外来数(年間)

 疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0 64 127
 F1 5 35
 F2 832 898
 F3 93 697
 F4 F50 100 238
 F4 F7 F8 F9 F50 54 50
 F6 6 25
 その他 0 0

・施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
 単科精神科病院であり、急性期治療病棟を中心とした人院精神科医療全般について学ぶことができます。青年期から老年期、身体合併症など、対象としている疾患は多岐に及んでいます。人院症例は認知症、統合失調症、気分障害、物質依存など精神科医として最低限知っておかなければならない疾患についてすべてカバーしています。治療抵抗性の統合失調症に対するクロザピンを使った治療を行います。
医療観察法指定通院医療機関であるとともに、刑事精神鑑定(起訴前鑑定)を1年に数例引き受けており、司法精神医学の分野に積極的に関わっています。精神科における一般的な疾患についての知識や基本的技能、薬物療法、行動制限の手順など基礎的な技能と法的な知識を学ぶことができます。合併症病棟を併設し身体的治療には身体科が関わっていますが、身体科医との連携によりリエゾン精神医学を学ぶことができます。また開放で個室を中心としたストレスケア病棟を持っており、落ち着いた雰囲気の中でうつ病患者などの治療を行っています。

併設施設等:精神科急性期治療病棟、認知症疾患治療病棟、精神科作業療法、合併症病棟、精神科救急輪番、医療観察法指定通院医療機関

  • B 研修施設 ①

施設名:みくるべ病院
・施設形態:民間精神科病院
・院長名:上山岳彦
・指導責任者氏名:上山岳彦
・指導医人数:( 3 )人
 精神科専門医・指導医の出身大学と専門分野
  みくるべ病院院長   上山岳彦(香川大学、気分障害)
  みくるべ病院診療部長 岡崎有恆(順天堂大学、中毒性精神医学)
  みくるべ病院     坂本昭仁(長崎大学、精神医学全般)
・精神科病床数:( 280 )床
・疾患別入院数・外来数(年間)

 疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0 2 25
 F1 144 160
 F2 117 204
 F3 62 37
 F4 F50 2 1
 F4 F7 F8 F9 F50 0 3
 F6 0 3
 その他 3 1

・施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
 急性期治療病棟を中心とした人院精神科医療全般について学ぶことができますが、一番の特徴は、アルコール依存症の方を積極的に受け入れている神奈川県内では数少ない病院であるということです。
 依存症は人間の社会機能や健康を著しく害し、その人から大切なものを一つずつ奪っていきます。数々の致命的な身体疾患の原因にもなり、有意に平均寿命が縮むことも証明されています。依存症は漫然と入院しただけでは全く治療効果はあがりません。飲酒に伴う問題点や、他者に与えた苦しみ、将来的に起こりうる危機に対しどれだけ真剣に向き合い、考えられるかが運命の分かれ目となります。そのため治療において専門的な技法を用い、なるべく拒否感を起こさせずに、その動機付けを促進しています。
 医師、看護師、心理士など専門職が連携し、ミーテイングと学習、条件反射抑制療法を主軸とし、自助グループも参加する体系的プログラムを構築しており、それらを実際に体験できます。

  • B 研修施設 ②

施設名:青山会関内クリニック
・施設形態:クリニック
・院長名:谷口雅章
・指導責任者氏名:谷口雅章
・指導医人数:( 1 )人
 精神科専門医・指導医の出身大学と専門分野
  青山会関内クリニック院長 谷口雅章(山梨大学、気分障害、リワーク支援)
・精神科病床数:(  なし  )床
・疾患別入院数・外来数(年間)

 疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0 22 ---
 F1 61 ---
 F2 550 ---
 F3 1122 ---
 F4 F50 265 ---
 F4 F7 F8 F9 F50 0 ---
 F6 20 ---
 その他 0 ---

施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
 青山会関内クリニックは、JR関内駅から徒歩3分のところにあり、利便性に優れ、会社帰りに立ち寄れるメンタルクリニックです。
 青山会関内クリニックでは、精神科診療・カウンセリング・精神科デイケアを行っており、精神科デイケアでは鬱病で休職中の患者に復職支援プログラム(リワーク)も行っています。平成24年3月、就労移行支援事業所「リワーク支援青山会」がオープンしました。リワーク支援青山会は、精神障害者の中でも、利用対象者を「うつ病などの気分障害」「リワーク(再就職)支援」を中心に、医療機関の連携を強化した職業リハビリテーションの提供と、就職並びに職場定着を実現するための専門的サポートを提供していくことを目指しています。

  • B 研修施設 ③

施設名:神奈川県立精神医療センター
・施設形態:公立病院
・センター長名:岩井一正
・指導責任者氏名:小澤篤詞(神奈川県立精神医療センター副院長)
・指導医人数:( 5 )人
・精神科病床数:( 323 )床
・疾患別入院数・外来数(年間)

疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0 20 10
 F1 1400 200
 F2 1450 250
 F3 655 145
 F4 F50 216 34
 F4 F7 F8 F9 F50 246 84
 F6 33 7
 その他 3 3

施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
 神奈川県の公的単科精神科病院であり、合わせて70床の精神科救急病棟を有する精神科救急の中核的病院です。神奈川県精神科救急医療体制の基幹病院7病院の中で唯一の精神科単科病院で、基幹ベッドのほぼ半数16床を担当しています。一般精神科医療から専門医療まで、幅広く豊富な症例があります。
 具体的には、一般精神科医療の流れでは、難治性精神疾患に対し、地域と連携しm-ECTやクロザピンユニットを用意してクロザピン治療を積極的に行っています。専門医療としては、依存症、ストレスケア(難治性気分障害)、思春期のそれぞれに対し、専用の病棟や専門外来を持っています。特に、依存症では、SMARRP(MATRIXモデルに基づいたワークブック日本語版を開発後、全国に普及した薬物再使用防止プログラム)やSCOP(感情に焦点を当てた多職種協働包括的治療戦略)という治療技法の開発と実践も行っています。また、ストレスケアでは、反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)や鍼灸を臨床研究として取り入れ、NIRS(光トポグラフィー)も先進医療として実施しています。
 さらには、指定入院医療を担当する33床のフル規格の医療観察法病棟があり、心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った法の対象者に対し、充分に配置された多職種チームによるガイドラインに基づいた治療を実施しています。当院では、医療観察法鑑定入院および指定通院医療を含め、一貫した医療観察法医療の流れを習得できます。県内の広域に及ぶ指定通院対象者を含め、年間3,000件の訪問看護も行い、地域医療を実践しています。

  • B 研修施設 ④

施設名:神奈川県立こども医療センター
・施設形態:地方独立行政法人
・院長名:山下純正(病院長)
・指導責任者氏名:新井卓(児童思春期精神科部長)
・指導医人数:( 3 )人
・精神科病床数:( 40 )床
・疾患別入院数・外来数(年間)

疾患 外来患者数(年間)  入院患者数(年間) 
 F0 1 0
 F1 0 0
 F2 6 0
 F3 32 2
 F4 F50 197 24
 F4 F7 F8 F9 F50 370 29
 F6 10 0
 その他 70 0

施設としての特徴(扱う疾患の特徴等)
 精神病性障害の比率は低く、神経症性障害、摂食障害、多動性障害あるいは広汎性発達障害を中心とする発達障害と診断される患者が多いです。養育の背景に虐待あるいは不適切な養育を受けた子どもも少なからずいて、平成26年度の入院患者の35.6%に児童相談所も介入する程度の被虐待体験を有していました。虐待とは言えないまでも、家族機能上の問題や家族が精神疾患あるいは発達障害を抱えている場合も少なくないため、治療の際、家族支援に特別の配慮が求められます。また、退院支援における地域機関との連携では、地域の福祉機関だけでなく学校との連携も退院支援の際には重要です。

3 研修プログラム
  • 1)年次到達目標

1年目:
 指導医と一緒に統合失調症、気分障害、器質性精神障害の患者等を受け持ち、面接の仕方、診断と治療計画、薬物療法及び精神療法の基本を学びます。とくに面接によって情報を抽出し診断に結びつけるとともに、良好な治療関係を構築し維持することを学びます。人院患者を指導医と共に受け持つことによって、行動制限の手続きなど、基本的な法律の知識を学習します。外来業務では指導医の診察に陪席することによって、面接の技法、患者との関係の構築の仕方、基本的な心理検査の評価などについて学習します。

2年目:
 指導医の指導を受けつつ、自立して、面接の仕方を深め、診断と治療計画の能力を充実させ、薬物療法の技法を向上させ、精神療法として認知行動療法と力勣的精神療法の基本的考え方と技法を学びます。神経症性障害および種々の依存症患者の診断・治療を経験します。院内のカンファレンスで発表し討論します。さらに論文作成や学会発表のための基礎知識について学び、機会があれば地方会等での発表の機会をもちます。
連携施設である県立精神医療センターでは2か月間、薬物療法で治療困難な症例に対するmECTを学び、医療観察法病棟で処遇困難な症例についての治療を経験します。児童思春期ついては専門施設である神奈川県立こども医療センターにおいて4か月間、指導医のもとで診断・治療を経験します。

3年目:
 指導医から自立して診療できるようにします。認知行動療法や力動的精神療法を上級者の指導の下に実践します。心理社会的療法、精神科リハビリテーション・地域精神医療等を学びます。パーソナリテイ障害の診断・治療を経験します。精神科救急に従事して対応の仕方を学びます。緊急人院の症例や措置人院患者の診察に立ち会うことで、精神医療に必要な法律の知識について学習します。地域医療の現場に足を運び、他職種との関係を構築することについて学びます。地方会や研究会などで症例発表します。様々な学術誌への投稿をします。

  • 2)研修カリキュラムについて

研修カリキュラムは、日本精神神経学会作成の研修手帳に沿って行います。

  • 3)個別項目について

①倫理性・社会性
 地域連携をとおして社会で活躍する他職種の専門家と交流する機会が多くあり、その中で社会人として常識ある態度や素養を求められます。また社会の中での多職種とのチームワーク医療の構築について学習します。リエゾン・コンサルテーション症例を通して身体科との連携を持ち医師としての責任や社会性、倫理観などについても他の医療スタッフから学ぶ機会を得ることができます。

②学問的姿勢
 専攻医は医学・医療の進歩に遅れることなく、常に研鎖自己学習することが求められます。患者の日常的診療から浮かび上がる問題を日々の学習により解決し、今日のエビデンスでは解決できない問題についても、積極的に臨床研究や基礎研究に参加することで、解決の糸口を見つけようとする姿勢が求められます。すべての研修期間を通じて与えられた症例を院内の症例検討会で発表することを基本とします。その過程で過去の類似症例を文献的に調査するなどの自ら学び考える姿勢を心がけます。

③コアコンピテンシーの習得
 日本精神神経学会や関連学会の学術集会や各種研修会、セミナー等に参加して医療安全、感染管理、医療倫理、医師として身につけるべき態度などについて履修し、医師としての基本的診療能力(コアコンピテンシー)を高める機会をもうけます。法と医学の関係性については日々の臨床の中から、いろいろな人院形態や、行動制限の事例などを経験することで学んでいきます。診断書、証明書、医療保護人院者の人院届け、定期病状報告書、死亡診断書、その他各種の法的書類の記人法、法的な意味について理解し記載できるようにします。更に基幹病院では精神保健福祉法に関する勉強会が開催されているので、これに参加することを義務とします。チーム医療の必要性について地域活動を通して学習します。また院内では集団療法や作業療法などを経験することで他のメディカルスタッフと協調して診療にあたります。
自らの診療技術、態度が後輩の模範となり、また形成的指導が実践できるように、学生や初期研修医および後輩専攻医を指導医とともに受け持ち患者を担当してもらい、チーム医療の一員として後輩医師の教育・指導も担います。

④学術活動(学会発表、論文の執筆等)
 経験した症例の中で特に興味ある症例については、地方会等での発表や学内誌などへの投稿を進めます。学会誌へ論文を投稿するための基礎を学習します。日本精神神経学会総会、地方会、日本精神科医学会などに参加して、共同演者として学会発表に参加します。


落ち着いた雰囲気の診察室
ゴルフコンペなどでスタッフと交流

  • 4)ローテーションモデル

 専攻医研修マニュアルに沿って各施設を次のようにローテーションし、学習目標に従った研修を行います。

 初年度は福井記念病院かみくるべ病院でコアコンピテンシーの習得など精神科医師としての基礎的な素養を身につけます。患者及び家族との面接技法、疾患の概念と病態理解、診断と治療計画、補助診断、薬物・身体療法、精神療法、心理社会療法、リハビリテーション、関連法規に関する基礎知識を学習します。統合失調症、気分障害、精神作用物質による精神行動障害などそれぞれの疾患がもつ特徴を把握して、個別の対応を学習します。他科と協働して一人の患者に向き合うことで、チーム医療におけるコミュニケーション能力を養い、症例発表、論文作成に取り組みます。

 精神科病院では、精神保健福祉法など精神科医が知っておかなければならない法的な知識を学び、精神科救急輪番に参加して指導医とともに非自発人院患者への対応、治療方略、家族面接などに従事します。
両病院での研修の中間で神奈川県立精神医療センターと神奈川県立こども医療センターでの研修を合計6か月間行います。これらの連携病院では、心神喪失者医療観察法など法的に関わる問題について学ぶとともに、児童思春期の治療を実際の医療現場を通じて体験します。

 3年目には指導医のスーパーバイズを受けながら単独で人院患者の主治医となり、責任を持った医療を遂行する能力を学びます。地域連携、地域包括ケアの実際を主治医として体験することによって、地域医療の実際を学習します。地域社会に展開する他職種との連携をおこなうことにより、地域で生活する認知症患者や統合失調症患者にたいする精神医療の役割について学習します。

医療法人財団青山会研修ローテーションモデル
(以下、A~Dのいずれのコースも全体として内容は同じもの)     
   A  B  C  D  備考
 1年目4月 福井記念病院

青山会関内
クリニック                    
福井記念病院

青山会関内
クリニック            
みくるべ病院

青山会関内
クリニック
みくるべ病院

青山会関内
クリニック    
 
 5月  
 6月  
 7月  
 8月  
 9月  
 10月  
 11月  
 12月  
 1月  
 2月  
 3月  
2年目4月   
 5月  
 6月  
 7月 県立精神
医療センター 
県立こども
医療センター
 
 8月  
 9月 県立こども
医療センター
 
 10月  
 11月  県立こども
医療センター
県立精神
医療センター
 
 12月  
 1月 県立精神
医療センター
福井記念病院

青山会
津久井浜
クリニック
福井記念病院

青山会
津久井浜
クリニック
 
 2月  
 3月 県立こども
医療センター   
県立精神
医療センター
 
3年目4月   
 5月 みくるべ病院

青山会関内
クリニック
 
 6月  
 7月 みくるべ病院

青山会関内
クリニック
 
 8月  
 9月  
 10月  
 11月  
 12月  
 1月  
 2月  
 3月  
4年目4月  延長期間 延長期間 延長期間 延長期間  専門医レポート提出
 5月  
 6月  指定医レポート提出
 7月  
 8月  専門医試験
 9月  
 10月  専門医試験発表
 11月  
 12月  
 1月  指定医合格発表
 2月  
 3月  

  • 5)研修の週間・年間計画

 こちらをご覧ください。

  • 6)研修の期間及び延長について

 専攻医としての研修期間は3年間ですが、4年目に専門医試験のためのレポート提出(4月末)、指定医レポート提出(6月末)、専門医試験(8月)などがあり、研修した病院にその期間も在籍していた方が良いということがあります。そのことを考慮し、1年間の延長を認めます。ただし採用時にあらかじめ契約することを条件とします。

医局での症例検討会
指導医によるクルズス

これまでの受け入れ実績(出身大学)
 平成19年度 1名(金沢大学)
 平成20年度 2名(順天堂大学、琉球大学)
 平成21年度 3名(東京女子医科大学、福井大学、東京慈恵会医科大学)
 平成22年度 4名(日本医科大学、琉球大学、北里大学、東京大学)
 平成23年度 1名(富山大学)
 平成24年度 2名(帝京大学、東京大学)
 平成25年度 2名(高知大学、新潟大学)
 平成26年度 3名(日本大学、杏林大学、筑波大学)
 平成27年度 2名(秋田大学、三重大学)
 平成28年度 2名(信州大学、岩手医大)

4 プログラム管理体制について
  • プログラム管理委員会

医師:高屋淳彦(福井記念病院院長)
医師:日比野浩之(福井記念病院副院長)
医師:上山岳彦(みくるべ病院院長)
医師:岡崎有恆(みくるべ病院診療部長)
医師:谷口雅章(青山会関内クリニック院長)
医師:小澤篤詞(神奈川県立精神医療センター副院長)
医師:新井卓(神奈川県立こども医療センター児童思春期精神科部長)
看護師:中庭良枝(福井記念病院副院長・看護部長)
精神保健福祉士:三瓶芙美(福井記念病院地域連携室長)
作業療法士:松岡太一(福井記念病院リハビリテーション科科長)

  • プログラム統括責任者

医師:高屋淳彦

  • 連携施設における委員会組織

 研修プログラム連携施設担当者と専門研修指導医で委員会を組織し、個々の専攻医の研修状況について管理・改善を行います。

5 評価について
  • 1)評価体制

後期研修医に対する指導内容は、研修手帳に時系列で記載して、後期研修医と情報を共有するとともに、プログラム統括責任者およびプログラム管理委員会で定期的に評価し、改善を行います。)

  • 2)評価時期と評価方法

・3か月ごとに、カリキュラムに基づいたプログラムの進行状況を後期研修医と指導医が確認し、その後の研修方法を定め、研修プログラム管理委員会に提出します。

・研修目標の達成度を、当該研修施設の指導責任者と研修医がそれぞれ6ヶ月ごとに評価し、フィードバックする。

・1年後に1年間のプログラムの進行状況並びに研修目標の達成度を指導責任者が確認し、次年度の研修計画を作成します。またその結果を統括責任者に提出します。

6 全体の管理運営体制
  • 1)専攻医の就業環境の整備(労務管理)

医療法人財団青山会の就業規則に基づき勤務時間あるいは休日、有給休暇などを与えます。

勤務 週5日勤務  当直は基本的には週1回(月1回程度日祭日当直あり)

休日 ①日曜日 ②国民の祝日 ③法人が指定した日
   年間公休数は別に定めた計算方法によります。
   年次有給休暇を規定により付与します。

その他 慶弔休暇、産前産後休業、介護休業、育児休業など就業規則に規定されたものについては請求に応じて付与できます。
それぞれの連携施設においては各施設が独自に定めた就業規定に則って勤務します。また本プログラム参加中の者には精神神経学会総会への出席にかぎり参加費・交通費を医療法人財団青山会より支給します。

  • 2)待遇・給与・寮施設

身分的・経済的保障については、通勤手当、各種保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)があり、全研修期間(神奈川県立こども医療センター、神奈川県立精神医療センターなどを含む)医療法人財団青山会が責任を負います。

基本年収  1年目750万円 2年目850万円 3年目及び4年目950万円

当直手当は別(平日3万5千円、土曜当直・休日日勤当直とも4万5千円)
寮施設については、家賃8万円程度のものを当法人で借り上げ、45,000円で貸与します。

週1回平日当直と月1回休日日勤を行った場合、寮の家賃負担分を含めると、実質年収は以下の通り。
1年目 1000万円超
2年目 1100万円超
3年目 1200万円超
4年目 1200万円超


  • 3)福利厚生

年1回 職員旅行あり 国内又は海外へ2泊3日で。
職員間にゴルフ同好会、野球部、バレー部、駅伝部、山岳部などあり、スポーツ活動も盛んです。

  • 4)専攻医の心身の健康管理

安全衛生管理規定に基づいて一年に2回の健康診断を実施します。
健診の内容は別に規定します。
産業医による心身の健康管理を実施し異常の早期発見に努めます。

  • 5)プログラムの改善・改良

研修施設群内における連携会議を定期的に開催し問題点の抽出と改善を行います。
研修医からの意見や評価を専門医研修プログラム管理委員会の研修委員会で検討し、次年度のプログラムヘの反映を行います。

  • 6)FD(Faculty Development: 研修教育方法の改善や向上を目的とした組織的な取り組み)の計画・実施

プログラム説明会開催

福井記念病院、みくるべ病院、青山会関内クリニックの見学は随時可能です。また希望される方には、説明も行います。
希望される方は福井記念病院 事務長 日景 永子 まで
電話又はE-mail(seizankai@bmk.or.jp)によりご連絡ください。


毎朝ソーシャルワーカーと情報交換
年1回職員旅行(26年9月台湾にて)

手続き・問い合わせ

福井記念病院 事務長 日景 永子 までメールでご連絡ください。
〒238‐0115 神奈川県三浦市初声町高円坊1040-2 福井記念病院
TEL 046-888-2145 FAX 046-888-5870
E-mail  seizankai@bmk.or.jp



バナースペース

医療法人財団青山会

〒238-0115
神奈川県三浦市初声町高円坊1040-2

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