精神科作業療法とは
精神疾患によって生活に支障をきたしている人に対し、各種作業活動を用い、より良い生活が送れるように指導・援助を行っていくリハビリテーションの方法です。
当院における精神科作業療法(OT)
入院中の患者さんが早期に社会復帰できるよう、また、充実した入院生活が送れるように積極的に作業療法を実施しています。
- 何もしないことによる不安感の解消と、楽しめる体験などを通じて、自信の回復につなげます。
- 身体感覚とその回復感に意識を向け、また、集中力、持久力、体力の維持・向上につなげます。
- 夜間はよく眠り、日中は活動するといった基本的な生活リズムの回復をめざします。
- 他者と場を共有したり、活動を通じて対人交流の回復につなげます。
- 退院後の生活に向け、体を慣らしたり、人に対して慣れることをめざします。
活動内容の紹介
- 室内作業:オープンなグループの中で、各自の興味や関心の持てる活動を行います。
- グループ活動:「少しだけ体を動かしたい」「他の患者さんと一緒に楽しみたい」方々に対して、創作活動、音楽を中心としたプログラム、様々なレクリエーションゲームを実施します。また、月1回程度、カラオケも実施しています。
- 運動・スポーツ:季節に応じての病院周辺の散歩や近隣にある体育館でのスポーツなどを実施しています。
- 調理:退院後の生活を見据え、小グループで定期的に実施しています。
※その他にも季節に応じたプログラムや行事を実施しています。